受験生の息子とオープンスクールに行きました

子供の事
記事内に広告が含まれています。

2023年夏。うちの息子は中学三年生。受験する高校をそろそろ絞っていかなければなりません。

うちだけではなく、まだ受ける高校を決められず迷っているお子さん、たくさんいるかと思います。

そしてこの時期、様々な高校でオープンスクールが実施されています。

オープンスクールで実際に学校を訪れてみると、自分に合いそうな学校かどうかがわかるようになってくるかと思います。

具体的に志望校を決めるための大きな判断材料になります。

そして、高校生になった自分をイメージ出来るようになって、いよいよ本格的に志望校が固まってくれば、合格に向けて勉強を頑張るモチベーションに繋がってくるかなと。

今回は、息子と初めてオープンスクールに行った時のお話しです。

なお、県外受験については他にも記事を書いてますので、参考にしてくださいね。

【高校受験】中学三年生の息子と、県外私立高校の入試説明会に行きました

高校選びに失敗しないために、オープンスクールに行ってみよう

息子は中学三年生。そろそろ志望校を決めていかなければなりません。

今は山形県に住んでいるけれど、探しているのは隣の宮城県の高校です。

私の実家は宮城県の仙台市にあり、実家には父と兄夫婦とその子供たちが住んでいます。

息子の高校入学のタイミングで仙台に移り住もうと考えました。

離婚してからは山形に身寄りもなく、もし私が病気になったり死んだりしたら息子はどうなるのか…

50手前で、一人息子のことや将来のこと、いろいろ考えるようになりました。そういう年齢なんですよね。

また、父は可愛い孫たちに囲まれて幸せな日々を過ごしていますが、そんな父も高齢ですので、父が健在なうちにと思い、ちょっと大変だけど仙台に帰ろうと決意しました。

息子にとっては県外受験。ちょっと孤独な戦いとなります。

オープンスクールに行くにも、友達と一緒に楽しく、とはいかず、息子はちょっと気乗りしない様子。

ですが、担任の先生からは、絶対可能な限りオープンスクールには行った方が良い!と強く勧められました。高校に入った後に、こんなはずじゃなかった…と後悔しないためにも、実際行ってみるべき、とのこと。

なるほど、確かに。

県外の高校については周りから情報を得ることは難しいので、ネットや本などで自分で調べて探さなければなりません。

その中から、息子がここと思う高校が一つだけあって、とりあえず今はそこを第一志望校として、オープンスクールに申し込み、いよいよオープンスクール当日となりました。

緊張した部活動体験、息子にはちょっと残念な結末が…これも経験だよね

場所は車で一時間半程度かかります。高校の近くの駐車場に停め、そこから高校まで歩きます。

道中、万が一途中で事故ったり、通行止めで迂回しなければならなくなったり…なんてことがあっては困るので、早めに家を出ることに。

朝はいつもよりだいぶ早く息子を起こして準備をし、いざ出発。

高校の近くの駐車場には、オープンスクールの受付開始時間の一時間も前に到着。ちょっと早く着き過ぎました。

車中で時間を潰し、いよいよ学校へ。

学校へ向かう途中、オープンスクールに向かう中学生や保護者が歩いてましたが、子供たちの服装は制服だったり、運動のできる服装だったり。

高校から事前に、服装は「制服か、部活動体験の人は運動できる服装も可」と指定があったためです。

中学生が持っていたバッグは、ほとんどが普通のリュックでした。部活動体験の子は、部活で使っているであろうリュックを背負っていたり。

息子はこの日、中学校のリュックをチョイス。

夏休み前に、学校から「オープンスクール参加について」なるプリントをもらってきていたのですが、それには「持ち物:中学校カバン」と書かれていて、それを忠実に守った形です。

ですが、実際は中学校のカバンを背負っている人はいなく、学校に着く前から「俺だけダサくて恥ずかしい…」と言ってました。

そんなことがあり、オープンスクールが始まる前からちょっと自尊心を失っていた息子。

気の毒だな…と思いながら、とりあえず「ただのオープンスクールだから」と慰め、受付を済ませました。

まず始めは部活動体験から。

息子は小学生の頃からサッカーを続けていて、高校でもサッカーを続けたいようです。

なので、部活動体験はサッカー部。

この日の最高気温は35〜37度ほどだったと思います。

保護者は日陰で見学をしていましたが、見ているだけの私でも途中で頭痛がしてきました。危うく熱中症になりそうな猛暑でした。

そんな中、息子は始めは順調に練習していましたが、途中で暑さでバテてしまい、ベンチに下がってしまいました。その後も練習に戻ることなく、見学だけして終わってしまいました。

よりによって第一志望の高校の部活動体験で、最後まで体験することが出来なくなるとは…。息子にとっては心残りになっちゃったかな…。

そんな感じで不完全燃焼で終わった部活動体験でしたが、それでも、部活の雰囲気の良さだけはなんとか味わうことが出来たと思います。

部活動体験が終わった後は、学校説明会の会場へ。

説明会では、授業の内容、取れる資格、卒業後の進路状況、求める生徒像、校風などを教えていただけました。

事前にネットで調べて、ある程度の情報を知ってはいましたが、実際に学校で話を聞くと、より具体的に知ることが出来て参考になります。

以上でオープンスクールは終了。暑さでやられた体を引きずり、帰路につきました。

オープンスクールに行ってみてわかったこと

初めてのオープンスクールでしたが、息子にとっては、持ち物が周りのみんなと違うことで恥ずかしさを感じてしまったり、部活動体験を満喫することが出来なかったりで、楽しい経験にはならなかったようです。友達もいなくて一人だったしね…なんだか楽しめなかったことで息子のモチベーションが下がらないと良いなと、親バカな私はちょっと心配になってしまいました。

今回私が思う、こんな残念な経験になってしまった原因は、調査不足と準備不足かなと。

県外受験の場合、慣れない地で一人で受験しなければならない孤独感はありますし(親の私でも孤独感ありますし)、緊張もあるかと思います。

本人にとってはオープンスクールだって気楽な感じではなかったみたい。

物理的な距離は心の距離、というのは恋愛だけではありませんね(笑)。

そんな状態でも平常心でオープンスクールを満喫し、自分に合う高校かどうかを冷静に判断出来るようにするためには、余計なトラブルを起こすことのないよう、小さいことでも調べて準備する必要があるなと感じました。

中学生のみなさんは、服装、持ち物は、まず高校からの連絡で指定があればそれに従い、小さいことでも疑問点があればちゃんと調べて、それでもわからないことは高校に直接聞いても大丈夫だと思います。

私も、オープンスクールに行く時の親の服装なんてわかりませんでした。

それでネットで調べたら、きちんとした服装と書かれていたので、それを参考にスーツとまではいきませんがいわゆる通勤スタイルで行きました。

靴も運転中はスニーカーだったのを、わざわざパンプスに履き替えて高校まで歩きました。

常日頃、パンプスなんて履くことがないので、パンプスを履いて10分歩いたら、もう足が痛くなって。

だけど実際は、そんな小綺麗なパンプスを履いてるのは私だけで、保護者の方々は皆スニーカーだったりラクそうな靴を履いていました。中にはサンダルを履いている人も。

こんな痛い思いをしてパンプス履くことなかったんだな…、と後悔。

これも調査不足だったな、と思いました。

また、真夏の運動部の部活動体験がある場合は、本当に気をつけなければなりません。

体調が万全じゃないと、暑さにやられます。

なので、飲み物は忘れないようにしましょう。

あと、第一志望校の場合はどうしても気合が入り、リラックスして臨むことはなかなか難しいかなと思いますが、そんな時でも寝不足は絶対禁物です。

寝不足や朝食抜きは、体調を悪くし、熱中症になりやすくなります。

私たちの場合は、朝早く家を出るよりも、高校の近くのホテルに前泊するなどして、当日余裕を持って行動するという選択もありだったかな…と思いました。

そして、どうしても当日体調が悪い時は、決して無理しないことです。

さて、オープンスクールでわかったことは大まかに以下のようになるかなと。

  • 通学経路
  • 高校の施設
  • 学校で何を教わるか
  • 部活動
  • 学校が重要視すること
  • 進学状況
  • 雰囲気

通学経路はとても大事だと思います。学校に行くのに家から遠くて時間がかかったり、坂が多かったり、駅が遠かったりなどは、子供にとって毎日の負担になってしまいます。

今回行った高校は、駅から歩いて10分ちょっとと近く、便利だと思いました。

私は、駅から近い高校が良いなと思います。このように、高校を選ぶ判断基準の一つになります。

施設も子供にとっては大事かもしれません。

綺麗な校舎で学びたいとか、トイレが汚い所は嫌だとか、グラウンドが遠い所は気が進まない、とかありますよね。人によって何を優先するかは違いますが、オープンスクールは学校内を見てみる絶好のチャンスです。自分が学ぶ場所としてありかなしかの判断材料になり得ます。

学校で教わる内容についても説明がありました。息子にとって自分が将来どんな仕事に就きたいか、そのために必要な学習内容なのか、自分事として向き合うきっかけになったかなと思います。

部活をしたい息子にとっては、部活の情報もとても大事。

卒業生の進学状況も大事ですよね。進学か就職か。進学なら大学は国公立か私立か。地元の私大か。難関大学か。就職ならどんな企業に入っているのか。どれくらいの生徒が進学し、就職し、専門学校に行っているのか。

また、学校の雰囲気を直に知ることもとても大事かと思います。

たった数時間のオープンスクールで全てを知ることは出来ませんが、自分に合いそうな高校か、もしかしたら合わなそうなのか、息子は何となくわかったような感じ。

実際に見てみることはとても大事かと。高校に入学してから、後悔して三年間を過ごさないように。高校生という、終わったら元には戻れない青春の時期を悔いなく楽しむためにも、学校って大事ですよね。

オープンスクールで高校生になった自分を想像できる

オープンスクールをあまり楽しめなかった息子。

私は、せっかくの第一志望校なんだけど、行きたいモチベーション下がっちゃったかな…と少し心配になりました。ですが、息子はさらに気持ちが固まったようです。

念のため、学習内容については自分がやりたいことと違わないかとか、部活は自分に合いそうか、とか、他の学校も考えてみよう、とか息子に言いましたが、息子は、やっぱり第一志望はここが良いと。

おそらく、息子は高校生になった自分をイメージしたんだろうな、と思いました。

オープンスクールで実際学校を見て体験して話を聞いて、高校生活を楽しく過ごしている自分を想像したのかな、と思います。

オープンスクール、本当に行ってみて良かったです。

息子の中で他に少しでも気になっている高校のオープンスクールには、またぜひ行こうと思います。

コメント

  1. 海野 かい より:

    オープンスクール、お疲れ様でした。☕
    なんか娘のときの高校のオープンスクールを思い出してしまった。😅学校指定のリュックで恥ずかしい思いをしたとか、親の服装も小綺麗すぎてしまったとか、心理描写が細かくて「そう、そう!🤣」と共感してしまいました。些細なことなんだけど、気になるんだよね。
    こういう学校で教わらないことの下調べって、高校の掲示板サイトを見ると良いのかな。
    息子くん、めげることなくオープンスクールを良い収穫ととらえることができたのは、えらかったね。👍

    • tera_hibikore より:

      ありがとうございます!共感していただけて嬉しいです!
      息子にとって高校生になったイメージが本当になる日を楽しみに、親の私も出来ること、頑張ります💪

タイトルとURLをコピーしました