資格を取って、転職に成功し収入を増やしたおかげで今がある

お金と仕事
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仕事をしていて、転職を考えたことはありますか?

私は何度もあります。

そして、実際に何回か転職をしています。

子供が産まれてから一年間育児に専念し、その後社会に復帰した時、私は運転免許以外何も資格を持っていませんでした。正社員でしたが給料はパートタイマー並みでした。それでも仕方ないと思っていました。特に自分には取り柄がないと思っていたので。

そんな私が収入を上げるため、転職をし、資格を取りさらに転職し、その目的を果たしました。

パートタイマー並みの給料から比べると、今では年収が100万円近くUPしたと思います。

そして転職活動においても、資格が武器になり何社も受けることなくすぐに次の仕事が決まりました。

現在困ることなく落ち着いて生活することが出来ているのは、あの時頑張って資格を取ったからだと思っています。

経理の仕事に就いたことから、資格取得への険しい道のりが始まった

私は今までに、何回か転職をしています。

良い転職をするために「資格をとる」ことが有効な手段ということはよく言われますが、私もその例外ではなく、資格を持っていたことで転職に成功し収入を上げることが出来ました

私が持っている資格は「日商簿記2級」です。

ですが、そもそも簿記は取りたくて取った訳ではありません。

頭使いそうだし地味そうだし、私には合わなそう…

もともと取ろうと思ってもいなかった資格でした。

ですが、今ではこの資格を取ったことによって、決して裕福ではないですがありがたいことに何とか困りもせず暮らすことが出来ています。

以前勤めていた会社で、私は経理をやっていました。

その会社に勤める前は、普通の事務員でした。普通の事務員をしていた頃の給料は、正社員でしたがパートタイマーほどの低賃金でした。

4年近く続けましたが、子供を育てていくのにあまりに低賃金なのが耐えられず、転職を決意。

特に資格もなく、それまで事務員しかしてこなかった私は、営業事務を募集していた会社に応募しました。

面接を受けましたが、その時、すでに営業事務員が他の人に決まっていると言われました。

がっかりしていたその時、経理も人が足りず募集している、とのこと。経理でやらない?と言われ、やったことはないけどやります、と即答。採用が決まりました。

ここから私の経理人生が始まりました。

経理の仕事って同じ事務員でも少し特殊だと思います。

簿記の知識が必要なんです。

そこで上司から、簿記の資格を取ることを勧められました。仕事は基本的な簿記の知識があれば問題なく、資格は特に無くても良いんだけど、せっかくだから取ったら、と。

資格を取れば仕事での評価も上がるでしょうから、頑張って簿記の資格を取るべく、私の勉強の日々がスタートしました。

資格試験を受けるも不合格、再チャレンジするも不合格、諦めの境地へ

まずは日商簿記3級を取ることからスタート。

参考書を購入し独学を始めました。あまりお金をかけたくなかったし、息子もまだ小さく、教室に通う時間もありませんでしたから…。

3級は難易度は高くありません。独学でもちゃんと勉強すれば、難しくないです。

3級はすぐ取れたと記憶しています。

楽勝〜🎵

続けて2級の勉強を始めました。

…が。2級はやばい。難しい。3級とのギャップがすごいです。3級を取るのと同じ感覚でいると、いつまで経っても合格出来ません。

2級は「商業簿記」と「工業簿記」があります。それぞれ参考書を買い勉強しました。

とはいえ、まず勉強時間を捻出するのに苦労しました。

息子はこの時まだ保育園生で、私は手のかかる幼児を育てるかあちゃんでしたから。

夜は息子と一緒に寝て、朝4時〜5時頃起きてひっそり勉強する毎日。

日中は眠くて、同僚とのコミュニケーションそっちのけでお昼休みの時間に寝てました(笑)。

冬は辛かったです。東北の冬はとにかく寒いですから。

そうやって勉強を頑張っていたのですが、努力も虚しく、試験は二度ほど不合格に。

毎日眠い、受験料も勿体無いときて、モチベーションがすっかり下がってしまった私。

すっかりやる気を失い、一年近く勉強をやめてしまいました。

3級取ったんだからもういっか…

2級を取るのをほぼ諦めてしまっていました。

これが最後のチャレンジと臨んだ試験、見事合格し資格ゲット

めんどくさくなって勉強しなくなってからおよそ一年の間、仕事にも慣れ、何事もなく平和に過ごしていました。ある時ふと

目標も達成しないで、このままで良いのかな…?

ずっと心に残っていたもやもやと向き合う気持ちになりました。

だけど、また辛い勉強の毎日を始めたものの、ずっとこの生活を続けるのは本当にしんどい…

そう考え、あともう一度だけ試験を受けよう、と。それでもしまた落ちたら、その時はもう諦めよう、と期限を決めました。

当時はネット試験(月1とかで試験があるみたい)というものがなかったので、試験の実施は年三回。そのため、期限は○月○日の試験日として、Xデーを明確に決めたんです。

私にとって、どうしても取らなければならない資格ではないので、モチベーションを保つのは大変でした。私の中のもう一人の私が、隙をついて囁いてきました。

3級持ってれば十分じゃん。もうこんな辛いことやめて、楽になろうよ。。

と。だけど、あと一回だけ、という期限を設定していたのが良かったのか、試験まで気持ちを切らさず何とか勉強を続けることが出来ました。

試験当日の朝の風景を、今でもまだ覚えています。

ほぼ徹夜したと記憶しています。何となくふわふわした感覚で準備をして試験会場に向かいました。

試験の結果は…見事合格。

試験の手応えは全くなく、あ〜…絶対また落ちた。。と思っていたので、本当にびっくりしましたし、念願の目標達成が出来たので、本当に嬉しかったです。自分に自信が持てた経験になりました

転職して一気に収入が増え、シングルマザーになった今も困らない生活へ

その後コロナの流行により、夫の仕事も大きな打撃を受け、私はさらに収入を上げるため就活をして、程なく次の仕事が決まりました。それが今の仕事です。

前職よりも年収は60万円ほど上がったと思います。

家計のために資格を有効利用し選んだ経理の仕事ですが、おかげで離婚した今でも、決して贅沢は出来ませんが二人ならなんとか困ることなく生活出来ています。

この年まで仕事をしていると、年齢が上がるにつれ、学歴よりも資格や持っているスキルがアピールポイントになってくるなと肌で感じています。

資格取得を諦めなくて良かったです。

ちなみに当時私が使った参考書は、「パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級」(著者:よせだあつこ、発行:株式会社 翔泳社)です。

もうだいぶ古いです。独学は大変でしたが、この本に本当にお世話になりました。犬の「パブロフくん」が四コマ漫画でわかりやすく簿記を教えてくれて、なんか癒されます(笑)。

現在は刷新されており表紙も変わってますが、パブロフくんは健在のようです。

資格は武器になります。資格取得は大変ですが、頑張った甲斐がありますよ。

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